飲酒摘発はなし 平井堅さんコンサート(朝日新聞)

飲酒摘発はなし 平井堅さんコンサートで千台検問
 警察がコンサート中止を要請するのは検閲ではないかとまで言われていたのだが、飲酒運転が摘発されることがなかったことはひとまず喜ばしいことである。しかし、わけのわからないのは朝日新聞さんの記事でわざわざ取り上げた街頭インタビュー。

 大津市の会社員の男性(32)は「本当は飲みたかった。検問があったので、やめた」と話した。

 こんな発言を新聞に載せるとはどういう神経をしてるんでしょう。この男性は「検問があったので、やめた(検問がなかったら飲みたかった)」と言いたいわけですよね? 犯罪を犯したい気持ちを感じさせる文章を掲載すること自体、おどろきますが、こうした意見があるってことは検問を強化すべきという世論を作りたいということなんでしょうか? 検問があってもなくても飲酒したら運転しないのが当たり前なんだから、過剰な検問は文化・経済を衰退させる威力業務妨害だという意見が絵空事になってしまいます。実際、この国はその程度の民意で、国民が望んで、政治家や官僚が作った美しい国がこんなもんってことなんでしょ。この程度の国を愛せよと、どの面下げて言えるのか。と、要らんことまで書きたくなるような怒りを覚えてしまいました。