ほぼ日「ねむりと記憶」と将棋対局二日制

今日は書くことが思いつかないので、一昨日のほぼ日の記事『ねむりと記憶』の第5回「悪夢が我々にくれるもの。」を読んで思ったこと。
 記事の内容を要約すると、数字の並びの空欄を埋める問題を、同じ8時間の持ち時間で解いてもらう実験で、朝から8時間考えてもらうのと、夜から睡眠をはさんで8時間後に答えてもらうのと、夜から8時間徹夜して考えてもらうのでは、睡眠をとらない2パターンの正解率が20%なのに、睡眠をとった場合は60%だったんだそうです。実質考える時間は少ないはずなのに、睡眠をとることで答えを気付くことができるようになる不思議。
 これを読んで、将棋のタイトル戦で二日がかりで対局することに睡眠がどう作用してるんだろうな、と思ったわけです。将棋のタイトル戦には二日がかりで指すものもあって、一方の手を封じ手にして翌日再開するわけですが、その間の睡眠はどう作用するものだろうか、と。封じ手をした方は、自分の手の分一手先を読めるわけですが、睡眠で得られる効果を考えるとどっちが有利なんだろう、とか。
 理研将棋を用いた脳研究をやってると思いますが、将棋の思考にとっての睡眠の効用というのも研究して欲しいものだ、と思う次第であります。
Wikipedia: 持ち時間
Wikipedia: 封じ手