VOX、mixiに思うところ。または僕がはてなに書く理由

dezyさんがなぜ僕はVOXを蔑ろぎみなのかのエントリーで、その理由を「必要以上の多機能というのは面倒だ」とお書きになっています。確かに色々できるようなんですけど、私の場合そういう自分にとって要らないモノは無視できるのであまり気にならなくて、むしろ他のサービスでできるのになぜにVOXではできないのか? が先に立って使う気がしません。単純にトラックバック機能がないことの意味がわからないのです。VOXの中でVOXユーザ同士がコミュニケートする分には便利なのかもしれませんが、それだったらSNS臭くて面倒なのです。その点はてなトラックバックで他のブログ等のサービスとコミュニケートもできるし、はてな内では自動トラックバック機能もあって、手軽で便利なわけです。
 SNS臭い、と嫌そうに書いてしまいました、mixiの何となくつながってる感じというのはそれはそれで評価しているんですが。少し前ITmedia Newsに『「わたし」対「わたしたち」mixiと日本文化に挑むMySpaceという記事がありましたが、期限切れのようですのでリンク先はGoogleキャシュです。そこにあったmixiの笠原社長のことば、

MySpaceでは、ユーザーは率直に言いたいことを言っているように感じる。日本人は平和なコミュニケーションを好む傾向がある。mixiがいかに心温まる場所かという話をよく聞かされる」

に強い違和感を感じてました。心温まるのは“場所”ではなく“マイミクとのつながり”であるということ以外に、かえって寒々しく感じることの方があるような気がして。それは私がマイミクが少なくてコメントがもらえないとかいう意味でもなくて、それなりのコミュニケーションはあるつもりです。この違和感が何なのかふと思いついたのが、パーティや宴会で感じる楽しさと煩わしさのジレンマ(そして私にとっては概して後者が勝る)ということ。日記を書くにも、日記やコミュニティのコメント書くにも、ギャラリーの視線を気にする煩わしさ。いっぽうはてなはまるで自宅でくつろぐかのような心温まる場所(笑)、それほどの気兼ねなく思うことを書き、時にはトラックバックを送り、時にはいただいたコメントに反応し。盛り上がらないと悩みもせずに、勝手に書き続ける自分。歌えよ 誰も聴いていないかのようにでも似たようなこと書いてましたね。mixiの場合、コメントが付くことによって、誰かが聞いてることを始終意識させられて、下手な歌は歌い難くなる効果があるのですよ。でもコメントがあると嬉しくて無いと寂しいというジレンマ(トリレンマ?)。
 VOXもMySpaceもアカウントがあるんですが、ブログには何も書いてません。何か面白いことがあるかなと入ってみましたが、はてな以上の魅力は感じなかったということか。Excite Blogから移ってきたときは、書くこと自体にうんざりしてたんですが、新しい玩具で遊べるようになったという感じがあったんですけどね。