ウェブ上で最も意味がわからない言葉-クリエイティブ・コモンズ

my cup of teaのポトフさんJapan.internet.com日本人にはなじみが薄い?「クリエイティブ コモンズ」という用語という記事から、クリエイティブ・コモンズ(以下CC)についてお話になってます。詳しいことはポトフさんのPodcastをお聴きになってCCのサイトをご覧いただければと思いますが、私なりにも解説してみます。リンク先のCCのサイトには、

クリエイティブ・コモンズは,創造的な作品に柔軟な著作権を定義するライセンスを提供するNPOです.

と書いてありますが、一般的にCCと言ったらCCライセンスという著作権使用許諾契約のひな形のことを指してると言ってよろしいんじゃないでしょうか。著作権と言ったら、音楽・動画・ソフトウェアなどの著作物を勝手に使ってはいけないという話と思われがちです。しかし音楽の話に限定すると、日本における著作権を管理する主要な団体であるJASRACがそのようなライセンス(契約)になってるだけで、JASRACに管理を任せていないインディーズのアーティストの場合は、著作権者の許可が得られればPodcastで配信することも可能になるわけです。しかしいちいち使っていいですか? と確認するのは使う方もアーティストも大変なので、CCライセンスですよと断ってあれば(比較的)自由に使っていいという約束なわけです。でもCCライセンスと一口で言っても、商用利用の可否、サンプリングやRemixも許すのかなどは個別に設定できますのでご注意を。
 余談ですが、Podcastに許諾を得てない楽曲を使用することができないのは常識的なことかと思ってますが、そういう楽曲を自分で歌ったり演奏したりしたものでも許されるものではないってことまで理解されてないのかな? と思うことが度々あります。1コーラスぐらいを弾いただけとか口ずさんだだけだから大丈夫だと思ってらっしゃるのか? まったく問題があると思ってないのか? こういうのは、それ駄目だよと気軽に言える相手だったら注意もするんですが、全く面識のない方やちょっとコメントしたことがあるぐらいの関係だったら逆ギレされたらどうしようとか、不愉快な思いさせちゃうんだよな、と思うと触らぬ神に祟りなしと見過ごしてしまいます。もっとCCライセンスが普及して気軽にPodcastで配信できるようなクリエイティブな世の中になってくれると、こんなわずらわしい思いはしなくてすむんですがね。